初心者から中級者向け、Web配色の基本事項を網羅したマニュアル本です
2007年8月に発売された2冊目の本で、おそらく今までの中ではもっとも売れた本だと思います。
Web配色に関しては、色の組み合わせでどのような印象を生み出すかという本が多かったのですが、実際には3色の色見本で配色は完成しませんし、本来伝えたい情報が閲覧者に伝わるとも限りません。
そこで色彩の基礎知識から、最低限Web配色に必要であろうと思われる知識を1冊にまとめたのが本書となります。
出版社は異なりますが、教科書として本書を使い、実践での使われ方の見本として「ウェブ配色 コーディネートカタログ」を利用することを想定して執筆しました。
こんな方におすすめします
- 色彩について学んだことのないWebデザイナー
- デザインに説得力を身につけたいWebデザイナー
- 配色のポイントを見分けたいWebディレクター
出版社による紹介
Webサイトの「色づかい」は、「その色がきれいだから」などと恣意的に決まるものではありません。場合に応じて、目的によって、適切に色を使っていく「セオリー」があります
本書は、Webプロフェッショナル、またはWebクリエイターを目指す方であれば必ず知っておきたい、Webサイトにおける配色のセオリーをまとめたものです。
1項目を基本的に見開きで構成し、図解を多用した誌面になっており、また適宜「チェックリスト」を設けることで、「見てわかりやすく、調べて使いやすい」内容となっています。
Chapter1「ウェブ配色の基礎」では、色彩および配色の基本を簡潔にまとめます。色彩の基本を知り、色の持つ性質を覚えておけば、より効果的な色の使用ができるでしょう。
Chapter2「配色を整えるテクニック」では、テーマカラーの決め方から、前景色、背景色の決定方法、さらに決めた色をどう配置すればよいか、といった「整え」のテクニックをまとめています。
Chapter3「デザインの目的別テクニック」では、「テキスト」「レイアウト」「画像」といった要素ごとに、その要素の目的を達するためのテクニックやノウハウを解説します。また、配色の調整方法なども説明しています。
Chapter4「ビジネスゴールごとの目的別テクニック」では、ユーザビリティ、アクセシビリティ、CI、ブランディングといったサイトのビジネスゴールや、ニュースサイト、広告サイト、公共系サイトなどのサイトの目的という視点から、その目的を達するためにはどのように配色を考え、決めていけばよいかを解説していきます。サイトの目的に最適の色づかいをするのに、きっと役立つでしょう。
「色」はWebサイトにおいて、ビジュアルイメージの方向性や、情報伝達に重要な意味を持ちます。より高いビジネスゴールを実現するために知っておきたい、Webプロフェッショナルのための"黄金則"です。
本書の詳細や購入について
現在、本書の新品の購入は難しくなっておりますが、Amazonマーケットプレイスなどでは、古本を安価に入手することができます。
台湾でも発売されました
本書は2010年に台湾でも発売され、坂本の著書が初めて海外の人にも読んでもらえるようになりました。