アクセス解析で一喜一憂してはいけないというのを聞きます。確かにウェブ制作者側の視点からすると、ちょっとアクセスが増えたり減ったりしても、また何で順位が変わるかわかりませんし、上位表示できていればそれだけで問い合わせや注文がバンバン来るものではないことはわかっていますので、一喜一憂していてはいけないでしょう。
でも実際に企業のウェブ担当者やサイトオーナーになったばかりの人、最近ウェブでの業務展開に意識が出来てきた人に関してだとどうでしょう。
アクセス解析で喜んだり悲しんだりできるのは希有な能力です
Google Analyrtics(アナリティクス)とかGoogle Search Console(サーチコンソール)なんて、あんなつまらない数字とかグラフとかを見て一喜一憂なんて、やる気があって本気でないとなかなかできないはずです。
きちんと教えられなければ、ほとんどの人はアクセス解析なんてものの存在も知らないですし、PV(ページビュー)なんて言われてもわかりません。
なので、アクセス解析を見て一喜一憂できる人は大いにしてください。売れなくて憂うことは誰にでもできますが、喜べるのは何かを試みた人だけではないかと思います。
次のステップはGoogle Search Console(サーチコンソール)の導入
とは言え、いつまでも何ページ見られたかだけに注目していてはダメなのも事実なので、もしその次のステップに進むのであれば、サーチコンソールの導入でしょうか。最近ではあまり役に立たなくなったとも言われていますが、どんなキーワードで検索されているか、どれくらいの人が来ているかを見ることができます。
アクセスの増減を見ることだけに疲れた頃でしたら、きっとその次のステップに進むことができて、また楽しい発見ができると思います。
行き詰まったときにこそウェブ屋さんの出番
こういうフロンティアはいつまでも続くわけではないので、きっと行き詰まるときが来るかもしれませんが、その時こそウェブ屋さんの出番ですね。その時が来るまでは大いにアクセス解析で泣いて笑ってください(楽しめる人はいくらでも自力で進めると思います)。
自分でまずやってみた上で限界を感じたなら、ぜひ周囲のウェブ屋さんに相談してください。ウェブの制作とか改善って決まった方法とか流れがあるわけではありませんが、いきなり「リニューアルしましょう」とか言う人にはお帰りいただいて、細々した改善を提案してくれそうな人が、長くつきあえるウェブ屋さんです。
そもそも解析とか見たくない人も多いと思うので、そういう人の場合は最初から懇意のウェブ屋さんに定期的に相談していくのがよいと思います。間違っても変なところでリンクを買ったりしないようにしましょう。