2015年2月14日(土)に青森市で開催された「仕事が楽しくなる思考力を身につける」に登壇しました。
冬の青森の開催ですので、前日に青森入りしました。私が登壇するというだけで荒天が予想される(詳しくは個人ブログで)のですが、予想以上の吹雪でした。とにかく風が強いので傘なんて役に立ちませんし、アーケードですら気休めです。
とりあえずホテルから徒歩2分くらいの「天ぷら 北川」さんで、かき揚げ丼を大変美味しくいただきました。このボリュームで800円は安いですね。またぜひ訪問したいと思います。
初日は「勝又孝幸 一人プレゼン」に参加
夜はWDHA#040「勝又孝幸 一人プレゼン 2.13 青森大会」というイベントで、私と同じa-blog cmsエバンジェリストである静岡県のデータファームの勝又さんが、自分をプレゼンするというイベントに参加してきました。
あちこちでセミナーなどに登壇する機会は多いのですが、実は自分が興味を持っていることや普段の生活の話をプレゼンテーションする機会はまずありません(最近は自己紹介すらすっ飛ばすことも多い)。あらためてこういうプレゼンテーションもありだなぁと思いました。ただその場にいた聞き手の顔ぶれが若干気の毒な感じはしました。
「仕事が楽しくなる思考力を身につける」への登壇
今回のセミナーはウェブ制作者向けではなく、青森県のIT事業者向けの「IT新技術人材育成研修事業(処遇改善プロセス)」の一環として開催されました。
この事業の趣旨を見ると以下のように書かれています。
- 専門家等による下記のIT新技術に関するセミナーを実施し、セミナー受講者の技術力、営業力の向上等を図ること。
- 上記セミナー実施により、具体的な処遇改善につなげることとし、セミナー参加者が所属する1以上の企業における賃上げが図られることを目的に設定すること。
そのような場所で私のできることと言えば、色を上手く使うことで、言いたいことをより伝えるための配色ということしかありません。
大事なことは大きな声で、大きな文字で
仕事をする上で、コミュニケーションスキルは非常に大事です。どんなにいいことを考えていたとしても、相手に伝わらなければ意味がないですし、その手段が会話の時もあれば、文書(あるいはプレゼンテーション)の時もあります。
まして給料を上げてほしいと思ったら、相応の提案と伝達力が必要なわけで、そういう意味でも見た目をわかりやすく仕上げることも大事になります。そもそも相手は文書なんて読みたいと思っているかどうかもわかりませんし、仕事だからと言って全部読んで理解してくれるわけでもありません。理解してくれても給料が上がるわけでもありませんが・・・。
そこで、文書のどこに色を使えばよいか、どういうことを考えて色を絞り込んで配置するかを中心にお話させていただきました。
他の登壇者の皆さんの話が勉強になりました
今回のセミナーは4人で以下のような構成でした
- インターネットストラテジー 角掛健志さん 「気づくチカラ」で仕事の幅をひろげる。かんたんマーケティング入門。
- 制作現場で困らないために知っておきたい企画・提案書のオモテとウラ 有限会社ヘルツ 山崎正宏さん
- 提案力を上げるための色の使いどころと基本マナー フォルトゥナ 坂本邦夫
- 株式会社サイバーガーデン 益子貴寛さん イメージをきちんと伝えるコピーライティング術
最初のセッションの角掛さんは日々の生活から気づきを得ることを話されていました。目の前にある当たり前が当たり前でなく、なぜそれがそのようになっているのかという疑問を持ち、考えることでいろいろな発見が得られます。マーケティングの基本的な部分をわかりやすい言葉で説明してくれました。個人的に調査報告をもらったことがありますが、その視点と行動力はいつも感心させられます。
山崎さんによるセッションは、企画書・提案書の違いや、不足している部分を考えて補うことで、仕事を生み出す・業務を改善していくという内容でした。山崎さんはいろんな企画やイベントの裏方として、ものすごい心配りをされている印象が強い人なのですが、セミナーで仕事の話を聞くと、それがあらゆる面で役に立っているのだなと思いました。相手の気持ちを察したり、不足と思われることに先回りして処理するというのは本当に見習いたいと思います。
最後の益子さんはキャッチコピーのお話で、簡単なワークショップも含めた安心感のあるセッションでした。キャッチコピーは普通の文章と違い、好みが分かれることも多く、難しい話のはずなのですが、ものすごくわかりやすく勉強になりました。最初の角掛さんの話につながりますが、青森で見つけたネタもすぐに取り入れられていたのが印象的でした。
企画・構成がよかったんですね
このようにして並べてみると、何かを変えるためには、ただやみくもに改善すればいいわけではなく、「重要なところを」「効率的に」改善していくのがよいというセミナーの企画意図みたいなものが伝わってきます。
そのような感じで話す側としても大変勉強になり、非常に有益なセミナーだったと思います。貴重な機会を企画していただいた皆様、ご参加いただいた皆様をはじめ、お世話になった皆様に心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございましこ。