リクリ主催のセミナー、デザイントレンド大阪版に登壇してきました。お忙しい中、97名もの方に参加していただいたということで、本当にうれしいです。大阪で50人以上集めるのはかなり大変なので、よくこれだけ入ったなぁというのが実感です。
このデザイントレンドはCSS NiteのShiftという年末のイベントで毎回行われているセッションで、本編では約60分でその年にリニューアルされたサイトのデザインの傾向について、あれこれ話すというものですが、やはり毎年少しずつ変化している様子を見てこそ価値があるということで、主催者の小山さんにお願いして、今年も開催していただきました。
大阪版ではオリジナルメンバーであるグレーティブ合同会社の原一浩さん、バイドゥ株式会社の矢野りんさん、私フォルトゥナの坂本に加え、大阪からの地元枠として、水交デザインオフィスの深沢幸治郎さんに登場していただきました。
深沢さんはWebデザイナーであると同時に、今回のセミナー会場となった十三にあるJUSO Coworkingというコワーキングスペースの代表でもあります。実はJUSO Coworkingは大阪で1番、全国でも3番目に古いコワーキングスペースということで、大変な老舗です。
また@witch_doktorという名前で、USTREAMで「ドクターのヘヤラジヲ」というラジオ番組を1年ほどやってらっしゃいました(本名も名乗っておられましたが、通称のドクターの方が私は馴染んでいる感じがします)。
一人で2~3時間の番組を出来る人なので、しゃべることには心配もありませんし、原さんもコワーキングスペースを始められたということで、相性もよいかなと考えてお願いしたのですが、想像していた通りの働きをしていただけて、本当にお願いしてよかったです。(この人選でもう僕は役目を果たした感が・・・)
昨年のデザイントレンドでは、モニタのサイズが大きくなったので、幅が広がったという話をしていたのですが、この1年でタブレットが爆発的に普及して、逆にサイズが縮小傾向にあったりします。ほんとにWebにおける1年って大変ですよね。
日々デザイン業務を行っていると、自然に対応してしまっていて、あまり気づかないこともあるのですが、年単位で見ていくとはっきりしますし、次の1年で何を考えていかなければならないかということも見えてくるので、登壇する私の中でも1年の中で大変重要なイベントになっています。
東京と比べて倍の時間ということで、それぞれの方の意見をゆっくりと伺うこともできたので、また来年も大阪で開催できればなぁと思っています。
本編とは別枠なのですが、スポンサーになっていただいたAbiStudio.com株式会社(アビスタジオドットコム)のあびるやすみつさんによるプレゼンテーションも興味深かったです。一言でいうとスマートフォンケース.comのアフィリエイトをやろうよ!ということなのですが、「Webサイトを受託で作る」ことにとらわれた制作者へのアンチテーゼとして、私たち制作者はもっと自分たちのことも考えねばならないなと思いました。その辺りのくだりはあびるさんのブログ記事「Web業界で働く人がアフィリエイトをすべき3つの理由」という記事をぜひお読みください。
そう言えば、今回の本編スライドには出てこなかったのですが、ヒューレットパッカードのサイトが黒ベースから白に変わったのはなぜだろうという疑問を原さんから前夜祭でいただいておりました。今年の本セッションではあまり邪推はしていなかったので、次の記事辺りで私の見解(妄想)をまとめてみたいと思います。