※この記事はa-blog cms Advent Calendar 2016の22日目の記事です。まったく技術的な話は出てきません。雑談に終始してますので、高度な記事を期待されている方は、今日は読み飛ばしてくださいね。
今年も言い訳からスタートしました。あらためまして、こんにちは。 一応、大阪でa-blog cmsエバンジェリストに任命されている坂本です。エバンジェリストという称号をいただいているのですが、実はPHPもjQueryも満足に書けません。
という流れだと、「a-blog cmsはPHP書けなくても大丈夫!」と制作者向けの話になりそうですが、どのような技術で作られているかとかは、たいていの場合発注者には関係ありません。これは制作者向けのアピールですね。
要するに使い方次第といういつもの結論になります。
私的a-blog cmsを選ぶ理由
それも踏まえた上で、本来は案件に合ったものとしか言いようがないですし、私の受けるサイトのボリュームに限ってという条件になりますが、こういう案件に向いていると思います。
- 他のCMSが難しかった
- スタッフのスキルにバラつきがある
え? 他にないの? と思われるかもしれません。でもだいたいのCMSについて「何ができるんですか?」って聞くと、「何でもできる」と答えられます。a-blog cmsも例外ではなく、非常に多機能でだいたいのことは基本機能でできてしまいます。できるけれども得意不得意が違うことがほとんどでして、今回は他の得意な部分にはあえて言及しません。
a-blog cmsの場合には、上で挙げた2つの問題を解決するための工数が低く抑えられます。時にはものすごく管理画面をカスタマイズすることもありますし、不要な機能をわざわざ使わなくすることもあります。当たり前のことのように思えますが、管理画面のカスタマイズを容易にできるCMSはそれほど多くありません。
「更新は簡単」はファンタジーです
毎日同じ作業をしている担当者が「更新は簡単」と言うのと、たまにしか作業をしない人が「更新は簡単」と言うのではまったく意味合いが違います。これを一括りにするのはおかしいと思うわけです。
他にはるかに簡単に更新できるサービスがたくさんあるのに、何を基準に簡単と言ってるのだろうといつも思うわけですが、多くの人にとってストレスなく更新でき、スキルの差をシステムで吸収できてこそ簡単な更新ではないかと思っています。
このスキル差を吸収できるというのが大事で、大企業のように専用の人員をきちんと確保できるのであれば、マニュアルに沿った運用で、公開前には上司などが確認して承認するというような流れで更新することもできますが、中小企業だとそうもいきません。予算のこともありますが、誰もが同じようにできるマニュアルを作るよりは、誰もが同じようにできることであれば、システムで解決するという方法が、よりスムーズに運用できることもあります。
こういうことがシステム側の機能として保証されていれば、作業的な部分はアルバイトやパートに任せたりすることもできます。またウェブの専門的な知識がない人が複数名で作業しても、おかしな表示になったりしにくいため、安心して運用することができます(内容がおかしいとか日本語がおかしいとかは別の話ですよ)。
これが管理画面をカスタマイズしやすいことで、例えば入力欄のそばに注意を入れたり、文章の文字数を入力中に制限してだいたい同じ長さにするとか、そういう更新しやすくするための工夫を行うことができます。
中身とその結果に時間を使うのが正しい姿では
トップページのデザインとかって、どのCMSを使っても同じように見せられますし、それはCMSの価値ではありません。商品とかサービスが売れるかどうかも、CMSとはあまり関係ありません(あまりにも作りが雑だと離脱されたりしますけど)。
そんなわけであまりCMSそのものにこだわりがなくて、今からやりたいことに合致するのであれば、学習コストを低くできるものを選んで、その分売れるように考えるのがサイトの目的にも合うのではないかなと思います。
a-blog cmsのよいところは他にもいろいろありますし、逆に他のCMSより難しい部分もあるかもしれません。でもマニュアルをできるだけ読みたくないという人は、ぜひ一度a-blog cmsの導入を検討してください。いろいろな面で負担が減りますし、誰かに教えるのも楽になります。実はこういうコストって、中長期にわたってウェブを運営するなら見逃せない部分になってくるんですよね。
あくまでも私の業務の範囲での話ですが、きちんと運用したいサイトなら、きちんとした管理画面のカスタマイズって重要だと思いますよ。